バンコク、百貨店など4月12日まで営業禁止

【バンコク=岸本まりみ】タイの首都バンコクのアサウィン都知事は21日、バンコクの百貨店やゴルフ場、展示場などの営業を一時的に禁じると発表した。期間は22日から4月12日まで。レストランは店内での飲食を禁じ、デリバリーや持ち帰りのみ許可する。バンコクでは足元で感染者数が急増している。人の移動を制限し、感染拡大を食い止める。
美容室や娯楽施設、コンビニのイートインスペースなどについても営業を禁じる。スーパーマーケットやドラッグストアの営業は許可する。
オフィスについては「(営業を禁じる)権限がない」とし、在宅勤務を検討するよう企業に協力を要請した。
タイではバンコクを中心に新型コロナの感染者数が急増している。20日時点で411人の感染が確認されている。外務省によると都市としてバンコクはロサンゼルスに続き、世界で2番目に在留邦人が多い。
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